✨7月1日発売の第6巻は、なんといっても「ふたりの日常」てんこ盛り回!
早速、名言を3つ選んで感想と考察をしていきたいと思います。
軍の誉さんと、おうちでの誉さん――
そのギャップに胸キュン必至です!
そして花ちゃんもね、だんだんと「妻」っぽい雰囲気に。
ちょっと色気も出てきて…あら、誉さんの目がぁぁ。
さらに今回は、誉さん×花ちゃんだけじゃない!
あの三角夫妻や、湯浅伍長と幾松さんカップルにもスポットが当たって、脇役チームの存在感がぐぐっとUPしてるのも見どころですっ
ざっくりあらすじ
6巻は、いよいよ花ちゃんと誉さんのふたり暮らしがはじまります。
…とは言っても、軍のお仕事で誉さんは1週間お留守。花ちゃんは、ひとりで家事に精を出します。障子を貼ったり、お掃除したり。でもすぐに終わってしまって、寂しくなってしまいます。
そんな時に手を差し伸べてくれたのが、頼りになるかよこさん。三角家にお泊まりさせてくれて、観劇やカフェ、お化粧や女子トークまで、花ちゃんは初めてづくしの体験をさせてもらいます。
そして迎えた7日目。借りた着物でおめかしして、誉さんの帰りを待つ花ちゃん。そのときの誉さんの反応は……?
ふたりの仲がぎゅっと深まる一方で、三角夫妻や、誉さんの部下・湯浅くんたちにもドラマが生まれていきます。それぞれの関係がちょっとずつ動き出す予感がする一冊です。
💬名言1:あの人に そんな寂しい思いをさせなくてよかった
三角家にお泊りに来た花ちゃん。三角夫婦は、誉さんと花ちゃんの馴れ初めを聞きますが、見合いもなく、いきなりの結婚に驚愕します。でも、そこで花ちゃんは、嫌だと言ったら、誉さんは取り止めてくれたと思うといいます。そして続けて・・・
あの人に そんな寂しい思いをさせなくてよかった
6巻 第55話 花ちゃんがお泊りに行く話
と言うのです。
感想と考察
三角夫妻は、この一言にグラグラに情緒を乱されていましたが、はい、私も同じくです。
でも、私の場合は……なんか、しんみりしてしまって。
花ちゃんが、「今になって思うのです」とぽつりとこぼすんです。その言葉がずっと心に残っています。
たぶん、あの時はまだよく分かっていなかったんですよね。でも、誉さんと一緒に暮らしていく中で、ふとした瞬間に見える“影”に気づくようになった。だからこそ、「あの時、寂しい思いをさせなくてよかった」って、心の底から思えたんじゃないかなって。
そう思うと、誉さんが熱を出して寝込んでいたあの日――
目を覚ました時に、花ちゃんが言った「そばにいますからね」という言葉も、ただの偶然じゃなくて。
誉さんの寂しさに、あの時すでに気づいていたんだと思うのです。
なんていうか……口にしないけれど、互いに察し合って、思いやってるんですよね、このふたり。
花ちゃんの優しさ、誉さんの切なさ。たった一言で、それまでの出来事が一気によみがえって、胸がぎゅっとなるんです。
それにしても、このセリフの時の背景の誉さんの絵……良いですね~。
💬名言2:海は 俺と見ましょう 二人で
一週間の週番勤務明けに、花ちゃんは三角家での出来事を誉さんに伝えます。
いろんな初めての体験を楽しそうに話す花ちゃん。
でも、心残りが一つ。海に行けなかったことだと言います。
花ちゃんが海を見たことがないことに驚く誉さん。海にあこがれている花ちゃんの顔を見て、
海は 俺と見ましょう 二人で
6巻 第59話 悋気の話 ※悋気(りんき)男女間のことなどでやきもちをやくこと
と顔を崩して言うのです。
感想と考察
いいですね~!タイトルの「悋気(りんき)」=やきもち、そのまんま!
花ちゃんが、うれしそうに一週間の出来事を話すのを聞きながら、誉さんは髪をといてあげる。寂しい思いをしていなかったことにホッとしたんでしょうね。
…でも、話を聞いているうちに、なんだかモヤモヤしてきた。
いろんな“初めて”を楽しそうに語る花ちゃんを、誰かにちょっと盗られたような気持ちになったのかもしれません。
でも、良かったね、誉さん。
「海」は、まだ残ってたよ。
その顔、自分だけに見せてほしい。
そんな誉さんの想いが、言葉ににじみ出ていました。
そしてなにより、こんなに駄々っ子みたいな誉さんの表情、初めて見たかも!
Komaさん、ほんとに表情の切り取りが絶妙。
二枚目キャラの、ちょうどいい顔の崩し方!それがすごくイイ!!
だんだん素の顔を見せてくれる誉さん、どんどん愛おしくなっちゃいますよね~。
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💬名言3:誉さんの奥さんになれて本当によかった い…いまさらじゃけど・・・
誉さんの休みの日、花ちゃんが蔵から蚊帳を出してみるとボロボロ。
それに気づいた誉さんが、新しい蚊帳を買いに行ってくれました。
帰宅後、お風呂の水汲みをしていた花ちゃんに代わって、誉さんが汲んでくれます。
蚊帳を吊るすと、村で見たホタルの風景がよみがえり――
誉さんは「次は水道のある官舎に引っ越そうか」と言います。今日一日、花ちゃんはその誉さんの優しさや気遣いを感じての言葉は・・・
誉さんの奥さんになれて本当によかった い…いまさらじゃけど・・・
6巻 第61話 蚊帳を吊る話
感想と考察
この時代、「ご主人のお休み=しっかり体を休める日」だったんでしょうね。
それなのに家事なんて手伝わせたらバチが当たる…くらいの空気があったのかもしれません。
でも、誉さんは違います。
「花さんに無理をさせたくない」という気持ちが、言葉じゃなくて行動に出てるんですよね。
たとえば、ホタル柄の蚊帳を選んだこと。
あれ、ただの可愛い柄じゃなくて、きっと花ちゃんが村を思い出して寂しくならないようにって、そういう思いが込められてた気がするんです。
もちろん、誉さん自身にとっても、大切な村の夜の思い出だったんじゃないかな。
お風呂の場面もそう。
井戸水を汲んで、お風呂にためる。
実際にそれを目にした誉さんは、重労働だと気づいて、自分で汲もうとするし、次は水道付きの官舎に移ろうって言ってくれる。
「花さんの暮らしが、少しでも楽になるように」
その優しさが、どのシーンからもじんわり伝わってくるんですよね。
そんな誉さんの気持ちを、花ちゃんもちゃんと受け取っていて…。
思わずほっぺにチューして、にっこり。
「大好き」に「大好き」で返してもらえる、なんて幸せな時間!
…まぁ、それで終わらないのだけど(笑)
6巻は 花ちゃん誉さん以外のカップルにも注目!
📘ちらっと紹介・三角誠二とかよ子さん夫妻
本屋の三男坊・誠二さんと、三度の離婚歴があるかよ子さん。
ちょっとややこしいお見合いを経て、結婚したけど、同居を始めたのは最近。
策士な誠二さんと、夢を隠し持つかよ子さん。こじれたり遠回りしたりしつつも、ふたりなりのペースで歩き始めたところ。
まだまだ“夫婦”というにはぎこちないけど、これからどうなるのか、気になるカップルです。
📘ちらっと紹介・湯浅伍長と幾松さん
ちょっとワケありな二人の距離が、ぐっと近づきました。
湯浅伍長は、戦場で誉さんと出会った仲。左頬から肩にかけて火傷の跡があり、少しすれた印象だけど、誉さんには一目置いています。
幾松さんは、かつて芸子として宴席に出ていた女性。世間を少し斜に構えて見ていて、誉さんに振られた過去も。
そんな二人が、まさかのデート約束!
これがどう展開するのか…気になる雰囲気を残しつつ、7巻へ続きます。
まとめ:6巻は「愛おしい日常」です。
6巻は、誉さんと花ちゃんが日常を通しておたがいを思いやる姿がじんわり心にしみる一冊でした。
「寂しくないかな」「きっと喜ぶだろうな」っていう、ふとした気づかいや優しさが、ページのあちこちから伝わってきて、本当に愛おしいんです。
さらに今回は、新たに二組のカップルが登場して、物語に厚みがぐっと増しました。
ふたりの関係だけじゃない広がりが出てきて、これからの展開がますます楽しみです。
- 👉 『軍人婿さんと大根嫁さん』第5巻の名言まとめはこちら
- 👉 『軍人婿さんと大根嫁さん』第4巻の名言まとめはこちら
- 👉 『軍人婿さんと大根嫁さん』第3巻の名言まとめはこちら
- 👉 『軍人婿さんと大根嫁さん』第2巻の名言まとめはこちら
- 👉 『軍人婿さんと大根嫁さん』第1巻の名言まとめはこちら
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