
コロコロ変わる視点:三原先生視点の回想の意味は?
回想から始まる2巻。1つの話の流れの中で、視点がコロコロ変わるので混乱してしまいます。
冒頭は中学生の蓮の回想:母親の期待と暴力。親に受け入れてほしかった過去
次に三原先生視点の回想:臨時担任となってから、蓮の心に寄り添い、親密になっていく。そして母親を殺害してしまう場面まで。
最後は蓮の回想:殺害現場を見てから、三原先生の手を取って一緒に逃げるまで。
なんと7,8,9話と回想は続きます。特に蓮が三原先生に心を開き親密になり、三原先生が蓮を守りたいと思う気持ちがどんどん強くなっていく過程がよく描かれていますよね。
でも、この視点の変化に意味はあるのかな~?
最初は、「星のうた」の内容なのかなと思ったけど、叔父さんとの会話で違いそうだし。
ただの回想として事件の真相を描いてるだけにも見える。う~む。
「逃げよう、先生」 ― 依存か、それとも愛か
事件の夜。
「助けに来たよ」と差し伸べられたのは三原先生の手。
血まみれで倒れる両親を背に、逃げようと言って手を握り締めるのは蓮でした。
車の中で「自首するのかな」と思わせる流れから、寄り道。
それは1巻でも印象的だった、二人で星を見上げた場所でした。
「星のうたがきこえる」
そう語り合ったあと、先生は「これで終わり」と告げようとするのに、蓮は「一緒にいてほしい」とすがる。
……そして先生は、逃避行を選んでしまう。
信頼と依存の境界が揺らぎ、二人の未来が大きく狂っていく瞬間が切ない!!
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現在の蓮が抱える“記憶”と“秘密”
時間は現代にもどり、作家として成功した蓮。
新刊『星のうた』をめぐって、いくつかの謎が浮かび上がります。
- 叔父との電話
「これは復讐の本だろう?」と問い詰められるが、蓮は「何も覚えてない」と答える。
→蓮は本当に覚えている。三原先生をかばう為に記憶喪失を装っている。 - 凛太郎との再会
サイン会で先生を待つ蓮の前に現れたのは、凛太郎。
「これは木崎さんの物語ですよね」
→凛太郎は何を知っているのか、そして何故知っているのか。 - 凛太郎の兄・ハルカ登場
警察官である兄は蓮の事件に関心を持っている様子。
ただの「ヘルパーの弟」としてじゃなく、凛太郎自身も何かを知っている気配が……。
蓮の“会いたい”はどこへ向かうのか
そして蓮は、凛太郎に会いたい一心で車イスのまま遠出します。
2時間かけて、場所もよく分からないまま、やっとの思いでやってきた公園で凛太郎を見つけます。
凛太郎の名を叫ぶ蓮・・・・二人の関係に進展があることを願って3巻に期待。
まとめ ― 謎が解けるどころか、深まるばかり
2巻で、ようやく過去の事件の断片は見えてきました。
でも同時に、謎はむしろ増えてる気がします。
- 三原先生は、蓮をおいてどこに行ったのか、その後どうなったのか。
- 凛太郎は、何を知っているのか?
- 蓮と凛太郎の関係はこれからどうなるの?
読めば読むほど気になるポイントが増えていって、3巻に期待!!
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