【ネタバレ注意】アニメ第42話が『薬屋のひとりごと』最新15巻(スクエニ版)に追いついたよ

薬屋のひとりごと15巻あらすじと解説 まんが
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2025年5月9日放送のアニメ『薬屋のひとりごと』が、ついにスクウェア・エニックス版(スクエニ版)コミックス最新刊・第15巻の内容に追いつきました!

アニメの完成度の高さに驚いた方も多いのではないでしょうか。

アニメ→スクエニ版漫画→ヒーロー文庫と読んできた私が解説をします。

『薬屋のひとりごと』15巻ざっくりあらすじ

猫猫(マオマオ)が行方不明となり、壬氏(ジンシ)はその行方を追います。廟では深緑に「あの方=先帝」と錯覚され、思わぬ反応に呆然とするものの、気を取り直して猫猫の手がかりを探し始めます。そして柘榴宮(ざくろきゅう)では楼蘭妃の策略を見破り、少しずつ事件の核心に迫っていきます。

一方の猫猫は、隠れ里で行われる祭りに参加し、面や稲穂を手に社へと向かいます。子翆の語る言葉や、祭りの中で起こる何気ないやりとりの中に、この里に隠された違和感を感じ取っていきます。

やがて、拳銃の取引現場を目撃した猫猫は、子翆の母・神明に見つかり、雪の積もる砦へと連れて行かれます。部屋に閉じ込められた猫猫は、これまでの出来事を思い返しながら、神明たちが戦を起こそうとしているのではないかと推測するのでした。

そのころ壬氏のもとには、羅漢から逆賊討伐の話が持ち込まれます。それは、壬氏自身が皇弟として禁軍を率いるかもしれないという重大な意味を含んでいたのです──。

第75話「鬼灯」──ちょっとややこしい大宝にまつわる相関図

深緑が参っていた廟には「大宝」と書かれていました。

※大宝とは、先帝に手をつけられたものの、后にもなれず、実家にも戻れず、後宮に一生を縛られた少女たちの一人。深緑はその同胞を悼んでいたのです。

壬氏がサラッと相関関係を言ってましたが、なかなかスッと入ってきませんでしたよね。

ちょっとネタバレ含みますが、相関関係は以下の通りです。

【解説します!ちょっとネタバレ含みます】
つまり大宝は、先帝にお手付きにされていて、二人の間には娘(名前は出てこない)ができていたのです。
それを先帝(女帝が口出したかも)は認めず、医官に罪をなすりつけ、娘とともに後宮を追放された。その後は消息不明とされていたが、どうやら先帝が娘を気にかけていて、子昌に娘を託した。
その娘が翆苓になるのですね。あ~むずかしかった。ずっと大宝の娘が翆苓だったら、年齢が合わないなぁとモヤモヤしてたんです。(娘は帝の2歳年上になるので)

第76話「祭り」には今後の話の展開の伏線やヒントが散りばめられていた!?

隠れ里で行われるまつり。その様子が細かく描かれていたのですが、今後の話のヒントが散りばめられています。それは、これから起こる禁軍との戦だけでなく、ずっと先の物語のヒントにもなっています。

  • 赤と緑の見分けがつかない村の男たち → 王母の末裔?
  • 子翆が興味を持つ壬氏からもらった簪(かんざし) → 子翆の行方を示唆
  • 鬼灯を食べる子翆 → 子翆の妊娠説??
  • いなごの串焼きにバッタが混ざっていた → ずっと先の「蝗害」を示唆。
  • スカスカで青い稲穂 → この稲穂の育つ場所の南側の小屋の秘密につながる。
  • 時折見せる暗い表情の子翆 → 子の一族の行く末を暗示
  • 子翆のつぶやき「叶わない願いは底に沈み 恵みの糧となる 虫は冬を越せない ただ、その子を残すのみ」 → 子の一族の行く末を暗示

第77話 いよいよクライマックス突入!

猫猫が行方不明になっている事を羅漢が知ります。
また、羅半は、子の一族の企てをお金の流れから明らかにしていきます。初登場の羅半の賢さは目を引きますね。

羅漢が壬氏に討伐を願い出る姿は迫力満点でかっこよ~でした。羅門に弱いところはかわいかった。

さすが羅の一族が集まると、安心感が違いますね。なんか一気に解決してくれそう。

さぁ、いよいよ壬氏が皇弟として禁軍を率いて立つのも近い!!

もうみんなお分かりでしょうが、今、壬氏は、宦官壬氏であり、後宮の管理職的立場
皇族とは関係ないことになっています。それでも、帝と仲がいいのは「お手付き(BL?)」とか猫猫に誤解されてましたね。
そして、覆面をかぶった状態の壬氏は、皇弟なのです。皇弟は、病気がちで表に出てこない。また出てきても、顔に大きなやけどの跡があるので、顔を覆面で隠しているということになっています。

それでも羅漢は、とっくに見破っていました。顔の区別がつかない羅漢には、逆に簡単に判別できてしまったのかもしれません。

羅漢は、壬氏に宦官壬氏の立場では、禁軍を率いることができないから、顔バレするかもしれないが皇弟として禁軍を出せと言っているのです。

15巻まとめ

『薬屋のひとりごと』15巻は、アニメ49話とリンクしながらも、コミックならではの心理描写や背景設定が丁寧に描かれており、物語が大きく動き出す前の静かな巻でした。

廟での壬氏と深緑の対話、隠れ里での猫猫の気づき、そして羅漢により賊軍討伐の申し出──どれもこれからの物語の布石になるものばかり。

今後のクライマックスに向けて、物語はますます加速していますよ~

アニメから入った方も、ぜひ原作コミックや他の漫画版(ヒーロー文庫版、サンデーGX版)にも触れて、物語の奥行きを楽しんでください。

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